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臨床工学部

臨床工学部課長挨拶

皆さん、「臨床工学技士」という職種を知っていますでしょうか?
「臨床工学技士」とは臨床工学技士法に基づく国家資格を持つ、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行うことを業とする医療機器専門職です。
代表的な業務としては、呼吸治療業務、人工心肺業務、血液浄化業務、手術室業務、集中治療業務、心血管カテーテル業務、高気圧酸素業務、ペースメーカー/ICD業務、医療機器管理業務があります。
当院ではチーム医療の一員として、患者様へのより良い医療・安全な医療の提供を目指し、58名の臨床工学技士が各種業務に携わっています。

臨床工学部課長挨拶 仙頭正人

当院での臨床工学技士の業務

血液透析業務

血液透析(HD)とは、自分の血液を体外へ送り出し、人工腎臓(透析装置)で血液中にたまった老廃物を取り除き、水や電解質のバランスを整え、きれいになった血液を体に再び戻す方法です。
臨床工学技士は主にこの業務に携わっておりフロアで穿刺や透析装置の操作を行います。また、患者様に合った透析条件を定期的に検討し提案しています。

各種血液浄化業務

血液透析に濾過を加えた血液透析濾過(HDF)や間歇補充型血液透析濾過(I-HDF)、
もしくは血漿そのものを交換する治療方法(血漿交換)があります。
専用装置を使用して血液と血漿を分離して原因物質を吸着する治療方法(血漿吸着)、
血漿吸着にはLDL吸着・免疫吸着療法等があり、血漿交換には単純血漿交換(PE)・二重濾過法(DFPP)があります。

呼吸治療業務

人工呼吸器での呼吸補助が必要となった患者様に対して、人工呼吸器のセッティング・操作・メンテナンス等を行っています。

医療機器管理業務

医療機器安全管理責任者の下、中央管理室にて医療機器が何時でも安心して使用できるように保守・点検・管理を行っています。

設備・治療について

透析液の清浄化はより良い透析治療を提供する上で重要な位置にあります。
当院では原水から透析液に至るまでトータル的に清浄化に取り組んでいます。

原水

原水除鉄、除マンガン、吸着、UFフィルターを装備した井水処理装置を装備し、原水である井戸水を管理しています。
残留塩素濃度を監視し細菌の繁殖を防止しています。


RO装置(逆浸透精製水製造システム)

RO装置透析治療に必要なRO水を作製する装置です。逆浸透という現象を利用して、水道水(当院では井戸水)に圧力をかけて水の分子しか通さない半透膜を通過させることにより、不純物を含まない高純度の水を作製しています。

透析液供給装置・A剤・B剤溶解装置

透析液供給装置・A剤・B剤溶解装置透析用剤溶解装置にて、透析液の粉末製剤(A剤・B剤)を溶解し、透析液原液を作製します。
多人数用の透析液供給装置にて、透析液原液とRO水を希釈混合して透析液を作製し、透析用監視装置に供給します。
(右図 左上A剤溶解装置・右上B剤溶解装置・左下透析液供給装置・右下A剤溶解装置)




透析液の管理

透析液の管理透析液の細菌及びETは定期的に院内で測定し清浄化への監視を強化しています。




治療実績

治療実績通常透析
オンラインHDF
I-HDF
オフラインHDF
バイフィル(AFBF)
CHDF
血漿交換(PE、DFPP)
血漿吸着(プラソ−バ、LDL吸着)
腹水濃縮還元

認定資格

質の高い医療の提供と技術の向上を目指して、積極的に認定資格の取得をしています。

  • 透析技術認定士:15名
  • 第1種ME技術実力検定:1名
  • 第2種ME技術実力検定:40名
  • 呼吸療法認定士:9名
  • 臨床ME専門認定士:1名
  • 透析液安全管理責任者:4名

研究活動

学会・セミナー等へも積極的に参加し、日頃の研究成果を報告しています。

  • 日本透析医学会
  • 日本臨床工学会
  • 日本HDF研究会
  • 日本アクセス研究会
  • 日本腹膜透析医学会
  • 中四国臨床工学技士会
  • 四国透析療法研究会
  • 高知県透析研究会
  • 高知県臨床工学技士会学術セミナー など