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リハビリ部

1.運動の重要性

 世界で10人中1人が、運動不足が原因で発症する疾患のために死亡しているという調査結果があります。運動不足は喫煙や肥満に匹敵する健康への危険要因です。 日本でも同様に、運動をよく行っている人は、総死亡率だけでなく、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がんなどの罹患率やそれによる死亡率が低いことが示されており、運動の習慣は、身体活動、メンタルヘルス、生活の質の改善効果をもたらすといわれています。 運動による身体能力の維持・向上は、生活習慣病の予防だけでなく、寝たきりを減らし、長生きすることと関係しています。

2.概略

 リハビリテーションの"re"には「再び」と言う意味があります。また、リハビリテーションの"habilitate"はラテン語の "habilitare"、つまり「適合させる」と言う意味から来ています。リハビリテーションを語源から説明すると「再び(できることを)適合させる」となります。

3.高知高須病院 リハビリテーション部

 当院のリハビリテーション室は4階にあり、高知市内を景観しながら日々患者さんとリハビリに励んでいます。当院リハビリテーション部は理学療法士(PT)6名、作業療法士(OT)2名が在籍しています。
 当院のリハビリテーションは、血液維持透析患者さんが8〜9割を占めています。身体機能・能力の改善だけでなく、生活習慣病の予防や体力低下、QOLの低下を避け、循環器合併症の改善をめざして訓練を行っています。

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4.取得リハビリテーション施設基準

○脳血管疾患等リハビリテーション(U)○運動器リハビリテーション(T)○廃用症候群リハビリテーション(U) ○呼吸器リハビリテーション(U) ※糖尿病認定療法士(1名)腎臓リハビリテーション指導士(1名)

5.理学療法

 理学療法士による歩行、階段昇降、日常生活動作など生活自立に向けた機能回復訓練をベッドサイド、およびリハビリテーション室において行っています。理学療法の直接的な目的は運動機能の回復にありますが、日常生活動作(ADL)の改善を図り、最終的にはQOL(生活の質)の向上をめざします。

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6.作業療法

 作業療法科では、基本的な運動能力や応用能力・社会に適応していく能力を維持・改善し、その人らしい生活を獲得することを目標として医学知識に基づいた分析・予測を行い介入しています。
また、入院中から退院後まで継続して行える活動を提案、実践しています。そして、必要に応じ日常生活関連動作である調理・洗濯・買い物等の練習を行ったり、自助具や環境調整等を行い、できるだけ希望する生活が送れるように手助けをしています。

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7.腎臓リハビリテーション

 一昔前まで、透析患者さんや慢性腎不全(以下、CKD)患者さんには、腎臓機能の悪化を招く恐れがあり、運動は良くないとされてきました。しかし近年、透析患者さんやCKD患者さんへの運動療法が見直されています。 「日本腎臓リハビリテーション学会」が2018年6月にガイドライン(医療者への診療の指針)を発表し、透析患者さんでは、運動することによって、「運動耐容能」、「QOL(生活の質)」、「歩行機能」、「Kt/V(透析効率)」に効果がある事が明らかになりました。同じく、運動することによるCKD患者さんへの影響では、「運動耐容能」と「QOL(生活の質)」を改善することが明らかとなりました。運動することによる腎臓への悪影響もない事が判明し、現在では運動が推奨されるようになっています。 当院では、透析中の運動療法の実施や、CKD患者さんへの運動指導などを積極的に行っています。

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