CKDとはChronic Kidney Diseaseの略で、慢性腎臓病のことを表しています。
慢性腎臓病は進行すると透析や腎移植などの腎代替療法が必要になる病気です。
慢性腎臓病患者さんが腎臓の働きを少しでも保ちながら、より良い生活を続けて頂く事を目標に活動を行っています。
医師、管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床工学技士、臨床検査技師、医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)
チームメンバーによるカンファレンス(Takasuビーンズカンファレンス)を2か月に1回開催しています。
カンファレンスでは、慢性腎臓病患者さんの療法選択、病状把握、問題点や課題等についてチームで共有し、専門的視点から患者支援のための検討を行っています。
また、腎臓内科の患者さんや一般市民の方を対象に、疾患と治療・生活習慣の改善・食事療法・運動療法などをテーマした講義を腎臓病教室(そらまめ教室)で2ヶ月に1回開催しています。
教室では、低たんぱく食品の試食や福祉制度、お薬についてなど、慢性腎臓病患者さんの生活に役立てていただける情報の提供を行っています。
※慢性腎臓病に関わる資格取得 当院には、透析看護認定看護師、腎臓病療養指導士(看護師、薬剤師、管理栄養士)、 慢性腎臓病療養指導看護師、腎代替療法専門指導士が所属しており、各部署において専門性を発揮し、患者さんの療養生活を支援しています。
糖尿病患者さんへの治療と生活支援に向けた療養指導に取り組んでいます。
糖尿病は腎症、網膜症、神経障害などの合併症を引き起こし、これらが原因で、人工透析や失明などに至る危険性のある病気です。
また、動脈硬化のリスクも高まり、心筋梗塞や脳血管疾患にも注意が必要です。
医師、薬剤師、管理栄養士、看護師、検査技師、医療ソーシャルワーカー
チームメンバーによる糖尿病定例会を開催しています。定例会では新しい治療薬や学会などの情報を共有したり、糖尿病教室の計画立案をしたりしています。
神経障害による下肢病変を発症しやすい糖尿病患者さんには、フットケアの実施や自己管理方法の指導を実施しています。
院外活動では、毎年行われている糖尿病患者さんを対象としたウォークラリー大会にも参加し、患者さんとウォーキングしながら交流を深めています。
※糖尿病に関わる資格取得
当院は、日本糖尿病療養指導士(CDEJ)は20名、高知糖尿病療養指導士(LCDE)は15名が在籍し、その数は県下で最多数を誇ります。
NSTとは、nutrition support teamの略です。患者さんの栄養状態の改善に努めることを目的に、多職種がチームを組んで2003年10月から活動しています。
医師、管理栄養士、病棟看護師、透析室看護師、薬剤師
主に入院患者さんを対象に、栄養状態が低下した方や、経管栄養をしている方を週に1回、NSTチームで回診しています。
食欲不振の方には個別に対応をおこない、現状の食事で問題ないかどうか検討し、患者さんの栄養状態の改善や食事摂取量の回復に努めています。
当院では、排尿に関する悩みや問題を抱えている患者さんに対して、より安心・安全なケアを提供するため、多職種で構成された「排尿ケアチーム」を設置しています。
入院中だけでなく退院後も継続的に支援を行うことを目的とし排尿機能の改善や快適な療養生活を目指しています。
医師、薬剤師、看護師、理学療法士
医師・看護師・薬剤師・リハビリスタッフなどが連携し、排尿パターンや残尿量、使用薬剤、基礎疾患など、さまざまな要因を評価したうえで、患者さん一人ひとりの状態や生活に合わせた排尿ケアを行っています。
また、定期的な研究や勉強会を実施し、最新の知識と技術を取り入れながら、質の高いケアを提供できるよう努めています。
褥瘡と呼ばれる皮膚組織の損傷を予防・治療するための多職種のチームです。
褥瘡は、寝たきりや車椅子などで身体の一部に圧力がかかり、血行障害が起こることで発生します。褥瘡チームは医師をはじめとする専門職が協力して、褥瘡の発生防止策や治癒促進策を検討・実施しています。
医師、薬剤師、看護師、栄養士
入院患者の褥瘡管理と褥瘡ゼロを目指し、週一回病棟ラウンドを実施しています。
又、月一回はNSTチームと合同カンファレンスを行い栄養管理においても協働して取り組んでいます。