泌尿器科の専門医・指導医が、患者さんの立場に立った治療方法を検討して、説明と同意を得ながら治療していきます。
前立腺癌、膀胱癌などの尿路性器腫瘍、前立腺肥大症や尿路結石症、過活動膀胱などの泌尿器疾患全般についての診療をおこなっています。
ホルミウムレーザー(前立腺肥大症、尿路結石治療など)や体外衝撃波結石破砕装置を用いた手術や腹腔鏡手術など、体の負担が少ない治療方法を積極的に取り入れています。
また、最先端の診断・治療法に対応できるよう、定期的に学会・研修会等に参加しています。
プライバシーには最大限の注意を払い診療しています。どんな些細なことでもかまいません。恥ずかしがらずにお気軽にご相談ください。
前立腺がんを正確に検出できる超音波画像診断装置「コエリストリニティー」を用いた前立腺がん生検を四国で初めて開始しました。本装置では、がんが疑われる部位からの確実な組織の採取が可能で、がんの検出率が向上、正確ながんの存在部位が把握できるようになりました。本装置の導入により、前立腺がんの患者さんに今までよりも優れた医療を提供できるようになりました。
2018年12月 内視鏡下手術支援ロボット ダビンチXi 導入
当院では2015年9月からダビンチ3世代目の機種であるダビンチSiを使用した腹腔鏡手術を開始しました。その後症例を重ね、昨年末までに100件を超えるダビンチ手術を実施、ダビンチ手術には出血量が少ないことなど、多くの利点があることを確認してきました。
今回のダビンチXiはダビンチSiが改良されたダビンチ4世代目の機種で、アームや内視鏡が細径化されるなど随所でダビンチSiを超越した性能と操作性を有し、手術手技の向上、手術時間の短縮効果など、2019年からはさらに優れた低侵襲手術を提供できるようになります。
従来、前立腺肥大症に対して尿道から内視鏡を挿入し電気メスで肥大した前立腺を切除する方法(経尿道的前立腺切除術)が行われてきました。
開腹手術より負担が少なく優れた方法ですが、大きな肥大症の方では出血が多くなり体の負担が大きくなるなどの問題点がありました。
一方、当院で行っているホルミウムレーザーと言う特殊なレーザー光を用いたホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)は従来の手術より出血がはるかに少なく合併症も少ないため、手術後の回復が早く、入院期間も短期間ですむようになっています。
排尿障害でお困りの男性の方はお気軽にご相談下さい。
ホルミウムレーザーの砕石効果は他の砕石装置に比較して最も強力で、その上安全性も優れています。そして、最近になって非常に細くて柔軟性の高い内視鏡や破砕された結石を抽出する優れた機器が開発され、これらの機器を使用して内視鏡的に直接結石を破砕し除去する経尿道的尿管砕石術(TUL)が尿路結石手術の主流となってきました。当院でもホルミウムレーザーを用いたTULを積極的に行っており良好な成績が得られています。