泌尿器科の専門医・指導医が、患者さんの立場に立った治療方法を検討して、説明と同意を得ながら治療していきます。
前立腺癌、膀胱癌などの尿路性器腫瘍、前立腺肥大症や尿路結石症、過活動膀胱などの泌尿器疾患全般についての診療をおこなっています。
ホルミウムレーザー(前立腺肥大症、尿路結石治療など)や体外衝撃波結石破砕装置を用いた手術や腹腔鏡手術など、体の負担が少ない治療方法を積極的に取り入れています。
また、最先端の診断・治療法に対応できるよう、定期的に学会・研修会等に参加しています。
プライバシーには最大限の注意を払い診療しています。どんな些細なことでもかまいません。恥ずかしがらずにお気軽にご相談ください。
当院では2005年にホルミウムレーザー装置を導入しました。
ホルミウムレーザーの砕石効果は他の砕石装置に比較して最も強力で、その上安全性も優れています。そして、最近になって非常に細くて柔軟性の高い内視鏡や破砕された結石を抽出する優れた機器が開発され、これらの機器を使用して内視鏡的に直接結石を破砕し除去する経尿道的尿管砕石術(TUL)が尿路結石手術の主流となってきました。当院でもホルミウムレーザーを用いたTULを積極的に行っており良好な成績が得られています。
※2024年実績:147件
当院では1989年に高知県下で初めて体外衝撃波結石破砕装置を導入しました。
体外で衝撃波を発生、その衝撃波を結石に集中させる事で結石のみを破砕します。
破砕した結石は尿と一緒に体外に排出されます。
治療装置のヘッドと呼ばれる部分を体に密着させることで治療を行います、手術のような外科的処置は行わないので日帰り治療が可能です。
※2024年実績:52件
当院では2006年に四国で初めてホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)を導入しました。
HoLEPは周術期に出血等の合併症が少なく、カテーテルも早期に抜去できるため、入院期間も短期間ですむようになっています。
排尿障害でお困りの男性の方はお気軽にご相談下さい。
※2024年実績:89件
当院では2024年9月に経尿道的水蒸気治療(WAVE)を導入しました。
WAVEとは、Rezum(レジューム)システムを使用して高温(103℃)水蒸気を噴霧することで前立腺肥大症の治療をおこなう、体の負担が少ない低侵襲な内視鏡手術です。
当院では2010年に前立腺癌に対して腹腔鏡下前立腺全摘除術を導入しました。
腹部に小さな穴を開けて、内視鏡で映像を観察しながら細い器具を用いて手術をおこなう腹腔鏡下手術は、開腹手術と比較して出血量や痛みも少なく回復が早いという利点があります。
さらに2015年から手術支援ロボット“ダビンチ”を導入したことで、より緻密な手術が可能になりました。
※2024年実績:44件
前立腺がんを正確に検出できる超音波画像診断装置「コエリストリニティー」を用いた前立腺がん生検を四国で初めて開始しました。
本装置では、がんが疑われる部位からの確実な組織の採取が可能で、がんの検出率が向上、正確ながんの存在部位が把握できるようになりました。
本装置の導入により、前立腺がんの患者さんに今までよりも優れた医療を提供できるようになりました。