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こんな症状の時は

尿に血が混じる(血尿) 尿の回数が多い(頻尿) 尿もれ・尿失禁 尿が出にくい・勢いが弱い・残尿感 PSA(前立腺特異抗原)値が高い 陰嚢、睾丸に痛み、腫れてきた 背中~わき腹のあたりに痛みがある 尿道から膿が出る 会陰部や尿道に違和感がある 検診などでクレアチニン(Cr)高値や蛋白尿、eGFR値低下を指摘された 尿量が少ない むくみ(浮腫) のどの渇き、多尿、多食、体重減少 動悸、発汗、体重減少 むくみ(浮腫)、だるさ

尿に血が混じる(血尿)

血尿の原因としては、腎臓の病気や尿路のがん、尿路結石など様々なものがあります。
腎臓の病気は、腎臓で血液から尿をろ過する糸球体という部位に原因があることがあります。その場合、尿に蛋白が混じっていることが重要なサインとなります。
尿路のがんには、膀胱がん、腎がん、前立腺がん、尿管がんなどがありますが、進行すると生命にかかわるため早期発見が必要です。尿路結石は背中からわき腹にかけての痛みで発見されることも多いのですが、痛みがなくても血尿を指摘されて発見されるケースもあります。その他、膀胱炎でも血尿を認めることがありますが、膀胱炎の場合は排尿痛や頻尿、残尿感、尿混濁などの症状を伴います。
これらの病気を見つけるためには、尿の精密検査や超音波検査、レントゲン検査などが必要です。
血尿を認めた場合は、早めに専門医の受診をおすすめします。

可能性のある疾患

膀胱炎、膀胱癌、腎細胞癌、腎盂癌、尿管癌、腎結石、尿管結石、慢性糸球体腎炎、急性腎炎等

診療科

泌尿器科 腎臓内科

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尿の回数が多い(頻尿)

可能性のある疾患

過活動膀胱、膀胱炎、前立腺肥大症、前立腺炎等

診療科

泌尿器科

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尿もれ・尿失禁

尿失禁とは自分の意志とは関係なく尿が漏れてしまうことで、代表的な尿失禁に①腹圧性尿失禁②切迫性尿失禁③溢流性尿失禁④機能性尿失禁があります。
①腹圧性尿失禁
重い物を持ったり、咳やくしゃみをしたときなど、お腹に力が入った時に尿が漏れてしまうのが腹圧性尿失禁です。骨盤底の筋肉が緩むために起こり、加齢や出産を契機に発症します。骨盤底筋の訓練やダイエットが有効で、重症の場合は人工のテープで尿道を支えるTVT手術などを行うこともあります。
②切迫性尿失禁
急に尿がしたくなり(尿意切迫感)、我慢できずに漏れてしまうのが切迫性尿失禁です。加齢とともに尿意切迫感を有する頻度は上昇しますが、多くの場合その原因は不明です。抗コリン薬やβ3受容体作動薬などの薬物療法が有効です。難治性の場合にはボツリヌス毒素を膀胱壁内に注入する治療も行われます。
③溢流性尿失禁
尿が少しずつ外尿道口から漏れ出てくるのが溢流性尿失禁です。前立腺肥大などによる排尿障害のため、排尿後も膀胱内にたくさん尿が残り、膀胱容量を超えた尿が溢れて出てきます。前立腺肥大に対する治療として経尿道的前立腺切除術やホルミウムレーザー前立腺核出術などの手術療法が行われます。
④機能性尿失禁
排尿機能に関係なく、身体障害や認知症のためにトイレ以外の場所で尿を漏らす尿失禁です。歩行障害のためにトイレに間に合わない、認知症のためにトイレで排尿できないといったケーズで、リハビリによる運動機能の改善や生活環境の見直しなど介護やケアの工夫が必要となります。

可能性のある疾患

過活動膀胱、腹圧性尿失禁、神経因性膀胱等

診療科

泌尿器科

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尿が出にくい・勢いが弱い・残尿感

可能性のある疾患

前立腺肥大症、神経因性膀胱、前立腺炎、膀胱炎等

診療科

泌尿器科

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PSA(前立腺特異抗原)値が高い

前立腺特異抗原(PSA)は、前立腺でつくられる特異的なタンパク質の一種です。PSAは健常者でも血液中に少し存在しますが、前立腺癌になると前立腺から血液中にたくさん流れ出てくるため、血液中の数値が高くなります。この性質を利用した非常に優れた方法がPSA検査で、血液を少し採取してPSAの値を調べる簡単な検査法です。
一般的には4.0ng/mlの基準値以上になると「PSAが高い」と言われます。
PSAが高い場合、最も重要な疾患は前立腺がんですが、前立腺肥大症や前立腺炎などの良性疾患や、射精、自転車や長時間の車の運転のような前立腺への刺激でも上昇することがあります。
PSAが高い値であれば、泌尿器科専門施設で問診や尿検査、超音波検査などの検査を受けていただき、精密検査が必要かどうかの判断や、前立腺肥大症や炎症の場合は、それに適した治療を受けることをお勧めします。

可能性のある疾患

前立腺癌、前立腺肥大症、前立腺炎等

診療科

泌尿器科

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陰嚢、睾丸に痛み、腫れてきた

陰嚢は男性にしかない臓器ですが、陰嚢内には精巣、精巣上体、精管が収まっています。その陰嚢に痛みがある場合、まずは陰嚢内容物に感染性疾患を考えます。代表的なものに、精巣上体炎(多くは、尿道炎や急性前立腺などが先行します)、流行性耳下腺炎などに関連する精巣炎があり、感染性疾患の場合にはほとんどの場合の痛みとともに陰嚢腫大を認めます。鑑別を要する疾患に精巣悪性腫瘍があります。痛みに関しては、伴わないケースも多くありますが、陰嚢の腫大や精巣の硬結はほぼ全例で認めます。
その他に、小児期で比較的多い疾患に、精策捻転症があります。この疾患は、精策(精巣に繋がっている血管群)がねじれて精巣への血流が途絶することで発症します。この疾患の特徴は、精策捻転を起こしている患側は陰嚢の痛みと腫大とともに精巣が頭側に挙上しています。また、陰嚢の痛みに先行し腹痛があり、夜間に発症することが多いとされます。
その他、痛みを伴わない陰嚢腫大をきたす高齢者に多い疾患では陰嚢水腫やそけいヘルニアがあります。
これらの疾患については、診断をするためには尿検査、採血検査、陰嚢のエコー検査などを行います。診断がついた後、治療方針を決めますが、精策捻転症の場合には緊急手術が必要となります。また、感染性疾患の場合抗生剤投与が必要となります。精巣悪性腫瘍の場合には、臨床病期診断と精巣摘出術を行い、その後必要に応じて化学療法や放射線治療を追加します。陰嚢水腫の場合であれば、穿刺を行って、内容液を排出させるか根治手術を行います。
陰嚢に異常を感じる場合には、早めに泌尿器科専門医を受診されることをお勧めいたします。

可能性のある疾患

陰嚢水腫、精巣上体炎、精巣捻転、精巣腫瘍、精巣炎等

診療科

泌尿器科

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背中~わき腹のあたりに痛みがある

代表的な泌尿器疾患は尿路結石で、尿の通り道である尿管に結石が詰まって尿が流れなくなるため腎臓や尿管が腫れて背中やわき腹に痛みが出ます。軽度の鈍痛から、痛くてじっとできないような激痛となることもあります。また、尿管がんなどで尿の流れが悪くなり痛みが出ることもあります。これらの疾患では、痛みのほかには尿に血が混じるといった症状もあります。その他、尿に入った細菌が腎臓の方まで到達し感染を起こすと腎盂腎炎となり痛みが出ることがありますが、腎盂腎炎の場合は通常は発熱を伴います。尿路結石を放置すると腎機能の悪化や結石が原因の腎盂腎炎を引き起こすことがあります。また、尿管がんは放置すると生命にかかわってきます。該当する症状のある方は、専門医での検査をおすすめします。

可能性のある疾患

尿管結石、腎結石、尿管癌、腎盂腎炎等

診療科

泌尿器科

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尿道から膿が出る

尿道から膿が出るのは、尿道口から侵入した病原菌が尿道の粘膜に感染して尿道炎を起こしていることが原因です。尿道炎は主に性行為によって起こり、性感染症に含まれます。
その多くが淋菌性尿道炎やクラミジア尿道炎であり、膿をグラム染色して顕微鏡で観察することや、遺伝子増幅法で確認することで診断します。
尿道炎の治療には抗菌薬を使用しますが、病原菌によって使用される抗菌薬の種類が大きく異なりますので、診断して治療を受けることが重要です。
性感染症であった場合は、ピンポン感染(ピンポン玉のやりとりのように、病原菌をうつしたり、うつされたりを繰り返すこと)を防ぐために、ご本人だけでなくパートナーも一緒に検査と治療を受ける必要があります。

可能性のある疾患

尿道炎、性感染症等

診療科

泌尿器科

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会陰部や尿道に違和感がある

陰部から肛門のあたりを会陰部と呼びます。ここには、前立腺や尿道など泌尿器系と精嚢など生殖器系の臓器や直腸があり、これらが病気になることによって違和感、痛みを感じたり他の症状が現れたりすることがあります。中には「股の付け根や股間が痛い」と表現される方もいます。痛み方としては、重い感じ、熱い感じ、ヒリヒリ、ピリピリする感じ、違和感・不快感があるなど、患者さんによってさまざまです。
会陰部の痛みに伴う他の症状として多いのは、時には高熱にもなる発熱、排尿時の痛みや灼熱感、尿が近い感じ、残尿感、腰痛、陰嚢の痛みなどです。症状は治療ですぐに治ることもありますが、再発を繰り返し、慢性的な痛みとなることもあります。
会陰部痛・違和感の原因には、前立腺炎、精嚢炎、尿道炎などがあり、特に前立腺炎によく見られる症状となっています。前立腺炎は男性の25~50%が一生に一度はかかる病気といわれ、中高年以上の方に多い前立腺肥大症と異なり10代からかかる可能性がありますので、決してまれな病気ではありません。細菌による感染が原因となる場合と、細菌が見つからない原因不明なものもありますが、慢性化すると治療が困難になる場合があります。おかしいと思ったら、すぐに専門医の診察を受けましょう。
精嚢炎や尿道炎の原因は主に淋菌やクラミジアであり、性感染症の1つです。また、頻度は多くありませんが、前立腺がんや直腸がんにより会陰部に痛みが出てくることもあります。

可能性のある疾患

前立腺炎、前立腺肥大症、尿道炎等

診療科

泌尿器科

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検診などでクレアチニン(Cr)高値や蛋白尿、eGFR値低下を指摘された

クレアチニン(Cr)、eGFRは腎臓の働きを示す重要な指標です。クレアチニンは筋肉運動により産生される老廃物で、腎機能低下で血中濃度が上昇します。このクレアチニン値などを用いて推算されるeGFR(推算糸球体濾過量)が腎機能の目安となり、eGFRの値が60未満もしくは尿蛋白陽性が続くことをもって慢性腎臓病(CKD)と診断されます。eGFR値が高い(良い)方からCKDの1~5期に分類され、5期(eGFR15未満)はいわゆる末期腎不全の状態で透析療法を考える、または必要な段階です。eGFRは正常値がおおよそ100 mL/分/1.73㎡であることから、その値は腎臓の働きが「正常に比べておよそ何%か」を表しています。ただし、加齢で低下する値でもあり過度な心配は不要な場合も多いですし、体調や検査時の状況(脱水や過労など)によって変動し一時的に悪く算出される場合もあります。また、蛋白尿の有無はCKDの予後や合併症にも関係することが明らかであり、eGFRが高い数値でも尿蛋白が陽性の場合は継続して経過を見ることが重要ですCKDの進行を予防するためには、健康診断等で早期に発見し、早期に治療を開始することが重要です。CKDの原因には慢性腎炎などのほかにも生活習慣病が大きく関与しており、高血圧や糖尿病の治療、コントロールが腎臓の予後や合併症の予防にも重要です。
健康診断で蛋白尿やクレアチニン値高値、eGFRの低下を指摘された場合には、現在の腎機能を確認するために必ず病院を受診するようにしてください。

可能性のある疾患

慢性腎臓病(CKD)、腎不全等

診療科

腎臓内科

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尿量が少ない

尿量が少ない原因は腎臓の機能低下、尿管や膀胱の尿路閉塞、脱水や薬の副作用など様々あります。疾患によっては発熱、痛み、むくみ、倦怠感、食欲低下、吐き気、息切れなど症状を伴います。診断には尿検査、血液検査、画像検査が必要になりますので早めに病院を受診してください。

可能性のある疾患

急性腎不全、慢性腎臓病、水腎症、膀胱炎、尿路結石、前立腺肥大症、尿路腫瘍、尿路狭窄、神経因性膀胱、糖尿病、薬剤性、脱水など

診療科

泌尿器科 腎臓内科

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むくみ(浮腫)

塩分や水分の過剰摂取、長時間のデスクワークなど、いろいろな原因で体がむくむことがあります。次の日むくみが引けば心配ありませんが、合わせて症状があれば病気が潜んでいることがあります。例えば、横になると息苦しさを感じる(心不全、腎不全)、尿が泡立つ・熱が出た後尿が赤い(腎炎)、関節の痛みがある(リウマチなどの膠原=こうげん=病)、その他にも原因となる病気は、下肢静脈瘤(りゅう)、子宮筋腫、栄養失調、肝硬変、ネフローゼ症候群、甲状腺疾患、薬剤性などさまざまです。むくみに加えて体調の変化があれば病院を受診しましょう。また、新しい薬を飲み始めたタイミングでのむくみや、肝疾患、腎疾患を指摘されたことがある場合のむくみは、他に症状がなくてもかかりつけ医に相談してください。

可能性のある疾患

腎不全、急性糸球体腎炎、ネフロ-ゼ症候群等

診療科

腎臓内科

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のどの渇き、多尿、多食、体重減少

糖尿病では血液中のブドウ糖の濃度が高くなります。これを薄めるために多くの水を飲むようになり(多飲)その結果尿量も増えます(多尿)。また尿中に大量の糖があるとそれだけで尿量が増えるので脱水傾向になり口が渇きやすくなります(口渇)。エネルギー源であるブドウ糖が大量に尿中に失われると、身体はエネルギー不足となりいくら食べても体重が減るようになります(多食・体重減少)。

可能性のある疾患

糖尿病

診療科

糖尿病内科

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動悸、発汗、体重減少

甲状腺ホルモンは身体の基礎代謝を司るホルモンです。 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)により、ホルモン分泌過剰になると安静時にも運動をしているような状態になり動悸や発汗、体重減少といった症状が出現します。

可能性のある疾患

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

診療科

糖尿病内科

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むくみ(浮腫)、だるさ

甲状腺ホルモンは身体の基礎代謝を司るホルモンです。
甲状腺機能低下症により、ホルモン分泌が低下し、むくみや身体のだるさなどが生じます。

可能性のある疾患

甲状腺機能低下症

診療科

糖尿病内科

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