泌尿器科(泌尿器・腎・透析) 研修プログラム
泌尿器科部長 松下 和弘
目標
- 日本泌尿器科学会専門医の取得
- 日本透析医学会認定医の取得の準備
- 日本腎臓学会専門医の取得
スタッフ
- 日本泌尿器科学会専門医:7名(うち、指導医5名)
- 日本透析医学会専門医:5名(うち、指導医4名)
- 日本腎臓学会専門医:2名(うち、指導医1名)
実績
- 年間入院患者数:1003名
- 手術件数腎
- 泌尿器科:491件/年
- ESWL:55件/年
- 透析関連:512件/年
その他
- 日本泌尿器学会専門医教育基幹施設
- 日本透析医学会認定施設
- 日本静脈経腸栄養学会認定NST稼動施設
- 日本医療機能評価機構認定病院
- 日本腎臓学会認定研修施設
研修理念
患者個々を良く理解し、QOLの維持向上のために、よりよき理解者・援助者となる思いやりのある、人間味あふれる医療人を目指す。
研修スケジュール
基礎的研修(1~3ヶ月)
- 泌尿器生殖系疾患の一般的診察
- 泌尿器疾患の基本的検査の概説と実践、画像診断の理解・説明
- 泌尿器科疾患の合併症の診断・治療を理解し、説明できる
- 泌尿器疾患の手技・内容・適応について説明できる
- 急性および慢性腎不全の病態を理解・説明できる
- 各種血液浄化法(HD、HDF、CAPD、PEなど)の内容を理解し説明できる
- 指導医のもとで、術前・術後の管理ができる
- インフォームド・コンセントが行える
発展的研修(4ヶ月以降)
- 基本的な泌尿器科処置(導尿、経皮的腎婁増設、膀胱穿刺など)
- 尿路結石、尿閉、尿路外傷に対して、緊急処置ができる
- 尿路結石の治療法の選択・施行
- 様々な、排尿障害を理解し、治療できる
- 前立腺生検や腎生検ができる
- 包茎手術、除精術、動脈形成術(内シャント作成)などができる
- 血液浄化法の適応・方法を適切に判断し、施行できる
- 中心静脈(内頚、鎖骨下、大腿静脈)留置と管理ができる
- 学会参加と発表、論文作成を指導医のもとにできる
- 医療安全、病院感染対策など、理解し実践できる
後期研修期間手術件数目標
左()数値は、後期研修における目標症例数を示す。
術名左数値は、2018年度、当院における年間手術件数を示す。
①副腎・腎(10例) |
0 単純腎摘術 |
2 経皮的腎瘻造設 |
0 副腎摘除術 |
0 腎部分切除術 |
4 根治的腎摘除術 |
0 腎盂形成術 |
6 腎尿管全摘術 |
0 経皮的腎・尿管砕石術(PNL) |
②尿管・膀胱(30例) |
63 TUR-BT |
0 膀胱生検 |
11 膀胱砕石術 |
0 膀胱異物除去 |
0 膀胱瘻造設 |
0 膀胱全摘 |
2 回腸導管造設 |
1 膀胱部分切除> |
0 尿管皮膚瘻 |
0 尿管膀胱新吻合(VUR含む) |
106 TUL |
0 腸管利用代用膀胱造設 |
6 腎盂・尿管の内視鏡手術 |
③前立腺(30例) |
25 前立腺全摘術 |
52 HOLEP |
④陰嚢・尿道(10例) |
1 精巣上体摘除術 |
0 精巣固定術 |
0 精巣生検術 |
2 精巣摘除術 |
6 精巣水瘤根治術 |
0 精索水腫根治術 |
1 精管結紮術 |
4 内尿道切開術 |
0 女子尿失禁根治術(スリング) |
⑤ESWL(30例) |
56 ESWL |
⑥その他 (30例) |
27 尿管ステント留置術 |
7 包皮環状切除術 |
1 包皮背面切開術 |
0 尿道カルンクル切除術 |
0 陰茎切断術 |
139 ブラッド・アクセス造設 |
11 腎生検 |
2 CAPD用チューブ設置 |
382 PTA |
0 後腹膜リンパ節郭清術 |
0 上皮小体摘出術 |